-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- 一人を殺すのは殺人者で百万人を殺す者は英雄なのか
- 【名言名句】
一人を殺すのは殺
人者で百万人を殺す者は英雄なのか
【解説】
これは、映画『殺人狂時代』(一九四七年制作)のラストシーンでの、チャップリン扮する保険金殺人を重ねた主人公アンリ・ヴェルドゥのせりふである。
戦場で武勲をたてれば英雄として勲章がもらえる。武勲は、いかに多くの敵を殺し、損害を与えたかによって評価される。国を守り、国の威信のために人殺しをするとたたえられる。
しかし、平時に一人でも殺人を犯せば犯罪者である。同じ人殺しなのに一方でたたえられ、一方では非難されるのはおかしい。人殺しは人殺しだ。「戦争を商売にしている人たちに比べれば、私は殺人者としてアマチュアです」も『殺人狂時代』の反戦メッセージである。
【作者】チャールズ・チャップリン
【生没年】1889~1977
【職業】イギリスの映画俳優
【出典】『チャップリンの殺人狂時代』
【参考】この反戦メッセージは、第二次世界大戦の戦勝国のアメリカ市民の感情を逆撫でした。批評家、観客の非難は、上映ボイコット騒ぎを起こし、五年後にチャップリンがアメリカを追放されるきっかけとなった。
【出典】 |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:戦争には決断敗北には反抗勝利には雅量平和にあたっては善意 やむをえざるときの戦いは正しく武器のほかに希望を絶たれるときは武器もまた神聖である 将来の戦争は勝利に終わるのではなく相互の全滅に終わる 平和の時には、息子らはその父を葬り戦いの時には、父たちはその息子を葬る
A D |
名言名句の辞典について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
名言名句の辞典
- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141