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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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さよならを言うことは少しのあいだ死ぬことだ
- 【名言名句】
さよならを言うこ
とは少しのあいだ死ぬことだ
【解説】
チャンドラーの生み出した私立探偵フィリップ・マーロウは、粋なせりふを使うことでも人気が高いが、これもその一つ。
『長いお別れ』の中での独白で、「フランス人はこういう場合にいい言葉をもっている。あの連中はどんなことにも、うまい成句を知っていて、しかもいつも的を射たものなのである」という文章に続いて出てくる言葉だ。
死が「永遠の別れ」であるなら、さよならは、「ひとときの別れ」である。さよならを言うことは相手の人生から少しのあいだ「消える」こと、つまり少しのあいだ「死ぬ」ことだ、という。
チャンドラーがここで「フランス人」といっているのは、エドモン・アロークール(フランスの詩人、劇作家)のことであるらしい。彼の『別れのロンデル』という作品中に「立ち去ることは、少し死ぬこと」という言葉が見られる。
【作者】レイモンド・チャンドラー
【生没年】1888~1959
【職業】アメリカの作家
【出典】『長いお別れ』
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:コノサカヅキヲ受ケテクレドウゾナミナミツガシテオクレハナニアラシノタトヘモアルゾ「サヨナラ」ダケ 自分が歩んできた過去を振り返ってみると何とたくさんのすばらしい一生に一度の出会いがあることか 人生意気に感ず功名誰か復た論ぜん 会い難いものは人である
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141