見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 下垂体疾患【かすいたいしっかん】


Pituitary Disease



 下垂体は頭蓋腔の底部にある骨の箱であるトルコ鞍(あん)の中にあります。大きさはエンドウ豆程度です。視床下部と下垂体柄(pituitary stalk)でつながっています。視床下部と下垂体前葉の間には下垂体門脈があり、視床下部で分泌される種々のホルモンや物質が下垂体前葉に運ばれます。すなわち、成長ホルモン放出ホルモン(GH-RH)や甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)、コルチコトロピン放出ホルモン(CRF)、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(Gn-RH)などが運ばれて、下垂体で、それぞれ成長ホルモン(GH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)などの合成・分泌を高めます。
 このほか、視床下部から下垂体後葉に神経連絡路があり、抗利尿ホルモンの前駆物質はこの連絡路を通って下垂体後葉に運ばれます。下垂体前葉には種々の下垂体ホルモン分泌細胞があり、これが腫瘍(しゅよう)化するとそれぞれのホルモン過剰分泌症状となります。すなわち、成長ホルモン産生細胞の腫瘍では先端肥大症が生じ、プロラクチン産生細胞の腫瘍では高プロラクチン血症をきたし不妊の原因となりえます。またACTH分泌細胞の腫瘍ではクッシング病が生じます。しかし、ホルモンを分泌しない下垂体腫瘍もあります。何らかの原因により下垂体機能が低下すると、それぞれのホルモン欠乏症状を呈します。 (田嶋紀子

【出典】 寺下医学事務所(著:寺下 謙三)
標準治療

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 5036594
    0
    しおり
  •      
  •      




   


  1. 標準治療>コラム>内分泌・代謝内科    >    下垂体疾患

A D

標準治療について
あなたの最適な治療法がわかる本。誰もがかかる可能性の高い代表的な疾患約570を収録、各疾患ごとに最適な治療法を具体的に解説している。また、治療を受ける上で気になる医療用語、診療科別の名医紹介、コラムなども掲載している。
関連電子書籍
私を救う医者はどこ?
【著者より】病の恐れをひとり抱えている時、身内に重病の患者が出た時、あなたは何を頼りにしますか。特効薬?最新設備の病院?何より大切なのは、あなたの決断を親身になってサポートする医療…
この言葉が収録されている辞典

 標準治療


  • 【辞書・辞典名】標準治療[link]
  • 【出版社】日本医療企画
  • 【編集委員】寺下 謙三
  • 【書籍版の価格】5,142
  • 【収録語数】1,787
  • 【発売日】2006年7月
  • 【ISBN】978-4890417162










関連辞典
標準治療 標準治療