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 Wi-FiとWiMAX


携帯端末を利用して、戸外でも気軽にインターネットにつなげ られる。それを支える通信規格名がWi-Fi、WiMAXだ。



スマートフォン人気が勢いを増している。

コンパクトでありながらインターネットの利便性をフルに享受(きょうじゅ)できるのが、大きな魅力だ。

しかし、携帯電話会社にとって、スマートフォン人気は「痛しかゆし」である。

端末が売れて、契約が増えるのはありがたいが、回線が満杯になってしまうからだ。

実際、2012年に入って、各携帯電話会社の回線に不具合が生じ、広い地域で通信トラブルが頻発(ひんぱつ)した。

その対策として、各電話会社は通信量を分散させる手段を構築している。

これをデータオフロードという。

データオフロードの具体策の一つが公衆無線LAN(ラン)だ。

駅や店などの公共の場で、電話会社が備えたLANを提供することで、電話回線の使用を控えてもらうのである。

携帯端末と無線LANのアクセスポイントとの通信規格がWi-Fi(ワイファイ)だ。

現在、ほとんどのパソコンや携帯端末はこの規格にしたがった機能を内蔵している。

公衆無線LANが整備された場所では、契約した電話会社のLANを新たな機器を購入することなく使えるのである。

別のオフロードの具体策の例にWiMAX(ワイマックス)がある。

WiMAXは先の無線LANを発展させた規格の名称だ。

ただし、無線LANは端末とルーターとの間の通信規格だが、WiMAXは端末と通信会社とを直接結ぶ通信規格である。

したがって、利用方法は携帯電話会社の回線を利用するのに似ている。

増大する通信量に対応するさらなる手段は、通信の高速化である。

ドコモが中心になって、LTEと呼ばれる規格にしたがった高速通信サービスが2010年から始まっている。

この規格を用いたドコモのサービス名はXi(クロッシィ)。

それまでのサービスであるFOMAと比べて数倍の通信速度が確保される。

携帯電話の第一世代で用いられたFDMA伝送方式を改良した、OFDMと呼ばれる伝送方式を利用している。



【出典】 中経出版
雑学科学読本 身のまわりのモノの技術

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『雑学科学読本 身のまわりのモノの技術』の紹介



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身のまわりの「便利なモノ」にはすべて、「便利さの理由」があります。でも、私たちはそれをよく知らないまま、日々生活していることがほとんどではないでしょうか。本書は、家電からハイテク機器、身近な家庭用品まで、私たちが日頃よく使うモノに関する素朴な疑問を図解で解説。「モノ=科学技術の結晶」たる所以がこれでわかります!
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 中経出版「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」


  • 【著者・監修】涌井良幸・涌井貞美[link]
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