見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 バット【ばっと】


プロ野球の試合で折れてしまったバットは、箸に生まれ変わっていた!



プロ野球で使う木製バットは、ほとんどが「アオダモ」という木を使っている。組織が密でささくれができにくく、しなやかな点がバットに最適な材質だからだ。植物の生育には時間のかかるものだが、アオダモはとくに時間も手間もかかる。そのアオダモを削ってバットがつくられる。樹齢七〇年以上に生長したアオダモから、四、五本のバットしか取れないのが普通だ。それなのに、かつては折れたバットは廃棄するか焼却するしかなかったのである。そこで、毎年大量のバットを消費しているプロ野球選手OBらが、環境問題としてアオダモに取り組もうと立ち上げたのが「アオダモ資源育成の会」というNPO法人だ。それを報道する記事を見て協力を申し出たのが、福井県小浜市にある箸をつくっている会社。箸は福井県の地場産業で、廃棄バットで箸をつくらせてほしいと申し出たのである。その会社でも、箸の材料になる木や、木を育てる山に恩返しをしたいと考えていたため、両者の思惑が一致したのだった。しなやかで密、ささくれができにくいというバットに最適な条件は箸にも最適な素材だ。さらにプロ野球の球団も快くOKを出し、折れたバットを譲り受け、それで各球団のロゴ入り箸をつくることが決まったのである。職人が一つひとつ手づくりする箸は、一膳二〇〇〇円近くする高級品だが、売り上げの一部はNPOに寄付され、アオダモ生育のための資金になるというリサイクルの輪の完成だった。製品は「かっとばし!!」というネーミングで、どこの球場でも隠れた人気商品になっている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820706
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:ハット・トリック  バッハ  八丁堀の旦那  パチンコ  

   


  1. 雑学大全2>趣味>スポーツ    >    バット

A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2