見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 佃島【つくだじま】


東京名物の佃煮発祥の島は、大阪に地名のルーツがあった!



庶民の味として親しまれてきた東京名物佃煮のはじまりは、佃島の漁師が江戸城に献上した残りの小魚などを販売したことによる。それも、生ではなく、日持ちがするように煮たものだった。佃島の漁師が煮てつくった総菜であるところから「佃煮」と呼ばれるようになったのだ。佃島の漁師とは、江戸湾での漁業権を幕府から与えられた人々のことで、特権を与えられたことに対する税として漁獲した魚を江戸城に献上していたのだ。ところで、この佃島の漁師の出自はというと、摂津の佃村(大阪市西淀川区)にさかのぼる。徳川家康が江戸城入府の際に、わざわざ摂津から呼び寄せたのだ。江戸幕府から、隅田川河口の三角州を拝領した人々は、周囲に石垣をつくって人工島を完成させた。佃村の人々の手によってつくられた島だから佃島というようになったといわれる。この一八〇メートル四方の島は、関東大震災にも第二次世界大戦の空襲にも被害をこうむらず、当時の面影をいまに伝えている。一九六四(昭和三九)年に佃大橋がかけられる前までは、佃島まで小舟で渡る「佃の渡し」が往来していた。ちなみに、東京の魚市場というと築地だが、江戸時代の佃島の漁師が魚を商ったのは、日本橋にあった魚市場である。関東大震災によって打撃を受けたために、築地へ市場が移転された。築地の成り立ちは、読んで字のごとく、「土を築いて」つくられた。つまり、一六五七(明暦三)年の大火、いわゆる振袖火事による瓦礫や残土を海に埋めてつくった造成地なのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820566
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:津田梅子  ツナ缶    ちんぷんかんぷん  

   


  1. 雑学大全2>地理>場所    >    佃島
  1. ◆「佃島」の関連ワード

  2. 津田梅子

  3. ツナ缶


  4. ちんぷんかんぷん


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2