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 ジャガイモ【じゃがいも】


「ジャガ」は、インドネシアの首都ジャカルタの「ジャカ」から



ジャガイモ原産地は南米アンデス山麓の高原地帯で、二世紀もしくはそれ以前にはすでに栽培されていたといわれている。このジャガイモを一六世紀にヨーロッパに初めて伝えたのはイギリス政治家であり探検家でもあったウォルター・ローレイ卿といわれている。当時、ジャガイモは食用ではなくおもに観葉植物として楽しまれていた。一六世紀後半のイギリス女王エリザベス一世がジャガイモの若芽を食べてしまい、それに含まれていた有毒物質ソラニンの中毒にかかってしまったこともあり、食用としてはなかなか普及しなかったのである。ジャガイモを食用として一般に広めたのは、一八世紀のドイツ(当時のプロイセン)のフリードリヒ大王といわれる。当時のドイツは、一六一八年から続いた三〇年戦争ですっかり国土は荒れ果て、飢饉が大問題となっていた。そこで食料不足の「救世主」として大王が目をつけたのが、生育期間が短く、日照時間が少なくても育つジャガイモだった。大王の熱心な活動の甲斐あって、ジャガイモは食用として広く受け入れられることとなった。一方、日本には慶長年間(一五九六年?一六一五年)にオランダ人によって伝えられたとされている。当時の日本ではインドネシアのジャワ島にある首都「ジャカルタ」のことを「ジャガタラ」と呼んでおり、同地を拠点としていたオランダ人がそこから運んできたイモということで、それを「ジャガタライモ」と呼んでいた。その後、そこから「ジャガイモ」と呼ばれるようになったようだ。ドイツ同様、そのころの日本でも飢饉の際の食料不足を補う作物としてジャガイモは注目された。とくに寒さにも強いことから寒高冷地に普及していったという。一七〇六(宝永三)年には、すでに北海道でもジャガイモ栽培がはじめられたという記録もあり、ジャガイモは一〇〇年で日本列島の南から北まで広まったようだ。ちなみに北海道は現在、日本一のジャガイモ生産量を誇っているが、その起源もここにある。なお、生産量二位(二〇〇六年)は九州の長崎県である。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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