見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2018年(平成30年/)
    ・11月(霜月/November)
    ・12日
    ・月(Monday)
    ・二十四節気
    ┣「立冬」から5日
    ┗「小雪」まで10日
    友引
    ・十支:(つちのえ)
    ・十二支:(さる)
    月齢:4
    月名(旧歴日):四日月(よっかづき)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 日本の城【東京雑学研究会編】


§日本のお城にはなぜ松が多いのか?



江戸時代、日本は一七三二(享保一七)年、一七八二(天明二)年、一八三三(天保四)年に大飢饉に見舞われた。この大飢饉で、食べるものがなくなった農民は大いに苦しんだのである。
そのとき、日本のあちこちの街道にあった松並木は、丸裸になったという。なぜか?
松といえば、美観や風致のために植えられているものというイメージが強いが、その影で、実は栄養食、非常食として利用されていたのである。
松は利用価値がとても高い。葉緑素ビタミンミネラルが含まれているために、食用として凶作のときに食べていたのだ。幹や枝の外側の黒い皮を削ると、その下に白い生皮が出てくる。これを剥ぎ取って、臼でついて水に浸し、密閉しておけば苦味や臭みが消え、その汁を皮でこして乾かせば粉ができる。この粉を麦や米と混ぜて餅を作って食べていたのである。これを松皮餅という。
松を食用にしていたのは日本だけでなく、中国では松の葉や実、樹脂だけを食べて仙人になったという話もあるぐらいである。
また、松脂は照明や燃料に利用されただけでなく、松脂から取れる油は止血薬としても使われた。
日本の城には必ず多くの松の木が植えられているが、その理由は、美観だけでなく、こうした松の特徴が重宝がられたからである。
いざ戦いが始まると、最も重要なのは食糧である。特に戦国時代は、大軍に城を幾日も包囲される可能性も高かった。そんなとき、敵は城内の食糧がなくなるのを待つ持久戦法に出る。いわゆる兵糧攻めだ。城に立て籠もって抗戦するために、たっぷりの食糧を用意していても、いつ食糧がなくなるかわからない。そういう場合の非常食として、城には多くの松の木が植えられていたというわけである。
城には松が良く似合い、その景観は実に美しい。でも、松は城の姿を引き立てるためにだけ植えられたものではなかったのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670729
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:日本橋①  日本橋②  日本地図  日本人  

   


  1. 雑学大全>地理>場所    >    日本の城
  1. ◆「日本の城」の関連ワード

  2. 日本橋①

  3. 日本橋②

  4. 日本地図

  5. 日本人


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全