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 新幹線【東京雑学研究会編】


§「ひかり」と「のぞみ」は、その昔、朝鮮半島を走っていた!



新幹線の名前の定番として知られる「ひかり」と「のぞみ」。どちらも東海道・山陽新幹線を走る車両の愛称だが、これらがかつて北朝鮮と旧満州を結ぶ国際列車として、旧朝鮮・満州地域を走っていたというから、驚きだ。
日本が朝鮮半島を領有し、中国東北部に満州国を建国していた頃、南満州鉄道は積極的な鉄道経営を行っていた。
「ひかり」は釜山と新京(現・長春)、「のぞみ」は釜山と奉天(現・瀋陽)を結ぶ急行として、一九三四(昭和九)年から終戦直前まで走った列車である。当時これらの路線を経由すれば、はるかヨーロッパまでの大陸横断ルートが成立しており、どうやら「ひかり」と「のぞみ」は重要な列車だったようだ。
それが敗戦のために日本へひきあげてきた際には、「ひかり」は九州の準急として走っていたというから、これも意外な話だ。
さて、本物の新幹線の名称だが、「ひかり」は公募によって決められた愛称である。一九六四(昭和三九)年一〇月、新幹線開業に際して、愛称を募集したとき、約六〇万点の応募作のベストワンとして選ばれたのが、この「ひかり」なのだ。
一方の「のぞみ」は事前に愛称の公募はなく、JR東海の選定委員会で名称は決定された。旧南満州鉄道から戦後、国鉄に転職した駅員が大勢いたことが、愛称の選定に影響していたのかもしれない。
ところで、列車の長命の愛称といえば、「つばめ」を思い浮かべる人がいることだろう。一九三〇(昭和五)年、東京~神戸間の超特急としてデビュー以来、山陽新幹線が開業するまで日本を代表する列車として君臨していた。現在は、「つばめ」といえば、九州新幹線の名称としての方が有名になった。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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