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 信濃川【東京雑学研究会編】


§信濃川は信濃を流れていない?



信濃川の本流は千曲川。甲斐、武蔵、信濃の国境にある甲武信岳(標高二四七五メートル)を水源としている。千曲川は佐久盆地、上田盆地を流れ、長野盆地で北アルプスから流れてきた最大の支流・犀川と合流する。やがて千曲川は新潟県境で信濃川と名称を改める。その後、谷川岳を源流とする魚野川と合流し、大河津分水路と関谷分水路に分派して日本海に注ぐ。
つまり「信濃川」と呼ばれるのは、この河川が新潟県に入ってからで、「信濃川」と呼ばれるときには全く信濃(長野県)を流れておらず、信濃(長野県)を流れているときは千曲川と呼ばれているのだ。
さらに「信濃川」の名称の部分は一五〇キロメートルくらいしかないので、厳密に名称だけでいえば「信濃川は日本一長い」とはいえない。
このように河川が水源から流れ出て海に流れ込むまで、何度も名前を変えるのは一般的なこと。
利根川や木曽川のように、水源から海にいたるまで一度も名前を変えない川もあるが、これらは少数派だ。
どの河川も上流ではいくつもの支流に分かれていて、それらのうちどれを本流にするかは、川の長さや流域面積などによって決められる。長さでは上回るが流域面積では下回る、といった支流もあるので、本流をどれにするかはケース・バイ・ケースだ。
九州で最大の筑後川は上流では玖珠川、大山川という二本の大きな支流に分かれている。最初は長い方の玖珠川が本流に指定されていたが、その後、流域面積と水量で上回る大山川に本流が変更された。
こうした川の性質のため、長さ日本一の信濃川が実は信濃(長野県)を通っていない、といった現象が発生するのだ。
また、河川の名前は、多くの場合、上流にある地域や集落の名前からつけられることが多い。木曽川も上流の地域名からつけられたし、利根川も水源の群馬県利根郡にちなんでつけられたもので、下流域にある「利根」の地名は逆に利根川という河川名より後につけられたものだ。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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