-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
四面楚歌【しめんそか】
- 周囲、みな敵という状況。周りから非難され、孤立無援のたとえ。ここまではたいていの人が知っている。が、”楚歌”とはなんだとなると、自分の故郷の歌と答えられる人は少ない。楚の覇王項羽は、漢王(高祖)劉邦と一年間にわたって天下の覇を争った。が、次第に劉邦に圧倒され、逃げる途中で韓信の指揮する漢軍の重囲に陥ってしまった。紀元前二〇二年(漢五年)のことだ。垓下のとりでで敵に包囲されたその夜、どこからともなく歌声が起こった。それが四方八方に広がり、楚軍の敗残兵が騒ぎ出した。なんとその歌は祖国楚の歌ではないか。果たして兵士たちは、懐しい故郷の歌声を聞いて、望郷の念たちがたく、戦意を挫かれ脱落していった。「漢は、もうすでにわが楚を占領してしまったのか。周り全部が楚人ではないか」--項羽は”もはやこれまで”と思った。漢軍の謀将張良の計略にかかったのだ。漢軍に降った楚の兵たちが歌わされていたというのが、ことの真相だった。
『史記』項羽。
孤軍奮闘。
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:真藤 建志郎) 「 四字熟語の辞典 」 |
A D |
四字熟語について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
「四字熟語」の辞典

- 【辞書・辞典名】「四字熟語」の辞典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】真藤 建志郎
- 【書籍版の価格】1,467
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】1993年8月
- 【ISBN】978-4534020482