見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 ローマ数字【ろーますうじ】


「ゼロ」の概念がなかった古代ローマ人は、どうやって数をあわらしたのか?



数をあらわすのに、いろいろな文字や数字を使うが、今日、私たちが使っているアラビア数字「1、2、3、4、5、6、7、8、9」は、もともとインド生まれたものである。それがアラビアに伝わり、アラビアからヨーロッパに入ったので、アラビア文字と呼ばれたのだろう。ゼロ(0)を発明したのも、七世紀頃のインド人である。最初は「・」などでゼロをあらわしていたが、やがて「・」が「0」と記され、1、2、3……などの数字と一緒に、九世紀、アラビアに伝わった。一方、古代ローマ人は、紀元前よりローマ数字を使っていた。私たちが現在もときどき使っているローマ数字は、十進法のなかに五進法の要素が混じっているのと、Ⅳ=四、 Ⅸ=九というように、減法が使われているのが特徴だ。しかし、ローマ数字には、ゼロを表現する方法がなかった。これは、ローマが西ローマ帝国として滅んだ紀元五世紀には、まだゼロという概念がなかったからである。では、彼らはどうやって、一〇や一〇〇などのゼロを表現していたのだろうか。彼らは、一〇は「X」、一〇〇は「C」、一〇〇〇は「M」というように文字を使い、さらに、五〇は「L」、五〇〇は「D」であらわしていた。ローマ数字は減法を用いている。九〇なら一〇〇から一〇少ないからXC、九〇〇ならば一〇〇〇から一〇〇少ないのでCMという具合だ。ちょっと複雑な数字はさらに表記がたいへんで、たとえば一九四六は、MCMXLⅥとなる。アラビア数字に慣れてしまった私たちにとっては、ややこしく、実に面倒くさい。「0」を探し出してくれたインド人に感謝である。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820970
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:ロケット基地  ロシア  ローズベルト  レンブラント  

   


  1. 雑学大全2>>    >    ローマ数字
  1. ◆「ローマ数字」の関連ワード

  2. ロケット基地

  3. ロシア

  4. ローズベルト

  5. レンブラント


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2