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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ルアー【るあー】
- 日本の釣り人口は、一五〇〇万人とも二〇〇〇万人ともいわれている。なかでも子どもや若い人に人気があるのが、ルアー・フィッシングだ。ルアー(lure)は、英語で「誘惑物、オトリ、ワナ」といった意味がある。大別すれば、その名の通り、スプーンに似た形のスプーン(spoon)、小魚に似た立体的なプラグ(plug)、水中で回転するスピナー(spinner)、深いところで上下に運動させるジグ(jig)、カエルやミミズなどの姿を似せたイミテーションルアー(imitation-lure)などとなる。ルアー・フィッシングは、金属や木、合成樹脂などを素材にして様々な形につくったこのルアー(擬餌)を使って魚釣りをするもので、イワナ、ヤマメ、ニジマス、ブラックバスなど、小魚を捕食する魚を狙う。ヨーロッパでは一八世紀半ばからルアーが使われはじめたが、そのきっかけは、釣り人が落とした指輪に、マスが食いつくのを目撃したからだそうだ。ルアー・フィッシングは、欧米が発明した手法だと思われがちだが、日本では、江戸時代にルアー(擬餌)を使った釣りがいちじるしい発達を見せていた。日本在来の擬餌は、フグやサメの皮、ウシやシカの角を用いたものや、餌木と呼ばれる木製ルアーも見つかっている。餌木は、ヤリイカや水イカを釣るためのもので、おそらく日本最古のルアーだと思われる。
江戸時代からすでに使われていた日本製ルアー「餌木」
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305