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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
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・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
マリンスノー【まりんすのー】
- 肉眼で観察できる大きさの海中懸濁物を「マリンスノー」という。一九五〇年代、北海道大学の研究者たちは潜水球「くろしお号」に乗り込んで海中の調査をおこなっていたが、そのときに海中の懸濁物がライトに照らされて白っぽく雪のように見えた。彼らはこれを「マリンスノー(海雪)」と名づけたのである。「マリンスノー」と聞けば、美しく、ロマンチックな感じを受けるが、実態はというと、名前から受けるイメージとは雲泥の差がある。その多くが、プランクトンの死骸なのである。海には無数の植物性あるいは動物性プランクトンが存在するが、それらの死骸はバクテリアに分解されながら海底に沈降していく。また、河川から海に搬入された泥なども沈降していく。これを潜って見ると、地上に降る雪と非常に似ているのだ。ちなみに「マリンスター」という言葉もある。これは海中の発光物体のことで、海洋研究開発機構のしんかい2000の運航チームのメンバーが命名した。その正体は、発光生物や懸濁物に付着した発光バクテリアであると考えられている。
海底に降るロマンチックな雪は、実はプランクトンの死骸!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305