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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
日立【ひたち】
- 茨城県日立市は、日立製作所のいわゆる企業城下町だ。トヨタ自動車に対する豊田市の関係と同じである。市の人口の約三割は日立製作所グループの社員かその家族だという。一般に、日立製作所のことを略して呼ぶ場合は「ヒタチ」という。ところが日立市内では、「ヒタチ」と呼ぶと、それは市の呼び名であって、日立製作所のこととはみなされにくい。そこで日立市民は、日立製作所を「日製」と呼んで、日立市と区別していることが多い。日立製作所近くの信号機は、「日立○○工場前」ではなく「日製○○工場前」と表示されている。バス停も同じく「日製○○門」といった表示である。日立市と日立製作所の強いつながりが生まれたのは、日立銅山で使う掘削機械やポンプ、モーターの修理工場を久原房之助氏が営んでいたことによる。この久原鉱業所から独立して生まれたのが日立製作所だった。創業は一九一〇(明治四三)年、小平浪平氏が日本で初めての五馬力モーターを完成させたときである。さて、日立市の「日立」の地名の起源については謎が多い。日立市の前身である日立村は、宮田村と滑川村が合併してできた。ところが、名称については、なぜ「日立」になったのか不明なのだ。一説には、水戸藩の二代藩主徳川光圀が、日立市の山である神峰山で朝日を眺めたところ、非常に素晴らしく、「この眺めは藩内でもいちばんだ」といったので、常陸国の呼び名をもらって「日立」としたといわれている。
日立市では、日立製作所を「ヒタチ」ではなく「日製」と呼ぶ
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305