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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
年輪【ねんりん】
- 樹木は日のよく当たる側の成長のほうが早いため、年輪の幅に差が生まれる。だから、年輪の幅の広いほうが南の方角だ。そんな話を聞いたことがないだろうか。この話、鵜呑みにすると、いざ山道で迷ったときなどにたいへんなことになりかねない。この話は結構まことしやかに伝わっているが、根拠はないらしいのだ。年輪が一年に一本ずつできるのはその通りだが、年輪の幅は日の当たり具合ではなく、山の傾斜によって生まれることが多い。斜面に生えている木は、どうしても谷側に傾斜しがちである。そこで、谷側へ倒れるのを防ぐために、谷側のほうの成長が早くなるということのようだ。その証拠に、平らな場所に立っている樹木の場合、年輪の幅はほぼ均一になる。また、針葉樹と広葉樹でも年輪のでき方に違いがある。針葉樹の場合は、自分の幹の中心を斜面の上のほうにもってきて、倒れないようにするため下側に向かって年輪が広くなる。広葉樹の場合は、自分の幹の中心を斜面の下のほうにもっていき、上側に向かって年輪が広くなる形でバランスを取る。なので、まったく東西南北とは無関係だ。山道で切り株を見ても、磁石代わりには使わないほうがよいようだ。
切り株の年輪を見ても、方角はわからない
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305