-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
東京②【とうきょう】
- 江戸を東京と呼ぶようになったきっかけは、前項でふれた「江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書(詔)」である。「京」には、皇居がある都市という意味がある。また「都」も同じである。京は日本の都。だから、弥次さん、喜多さんは東海道を京をめざして上っていった。反対に、江戸に運ばれた上方の酒は下り酒といい、高級酒の代名詞だった。しかし、これらは、いずれも江戸時代の話である。新しく都が置かれることになった江戸は、京都から見れば東にある。だから、東の都で東京。名前の由来は単純なものだが、当時は「東京は地名ではなく新造語だ」と批判する向きも多かったらしい。江戸っ子は江戸っ子で「将軍様のお膝元」という矜持を持っていたから、明治になったからといって、簡単に気持ちを切り替えるわけにはいかなかったのだろう。当初、「東京」は「トウケイ」とされた。これにともない、京都は「セイケイ」と呼ばれるようになった。いつから「トウケイ」が「トウキョウ」と発音されるようになったかは定かではないが、明治一〇年頃から、徐々に「トウキョウ」の発音が主流になってきたといわれている。もっとも、「トウキョウ」「トウケイ」の発音が入り混じっていた時期が長かったようで、第二次世界大戦後でも「トウケイ」と発音する人もいたようである。
かつて東京は、「トウケイ」と呼ばれていた
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
A D |
雑学大全2について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305