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 セメダイン【せめだいん】


イギリス製品を「攻め出せ」が由来



模型をつくるときなどによく利用するのが「セメダイン」である。しかし、よく見ると正式な商品名には「セメダインC」と書いてある。これは、セメダインの創業者である今村善次郎が改良に改良を重ねてできた三番目のものだからである。まず大正時代に「セメダインA」が発売されたが、当時の外国製品と同じく耐水性と耐熱性に弱いのが欠点だったため、外国製品よりももっと質の高い製品にするために改良に乗り出したという。残念ながら次の「セメダインB」は失敗作であったようだが、ようやく満足のいくものが一九三八(昭和一三)年に完成した。これが「セメダインC」である。その頃は、ちょうど模型飛行機ブームで、「セメダインC」はたちまちヒット商品となった。以来、ロングセラーとして今日に至っており、「セメダインC」の名がそのまま続いているというわけだ。ところで、私たちが日常よく使う「セメダイン」という言葉は、今村氏が考案した造語である。結合材である「セメント」と、力の単位である「ダイン」を組み合わせたものだ。しかし、実はそのほかにも重大な意味が隠されているという。「セメダインA」が発売されるまでは、日本には接着剤といえば外国製品しかなかった。とくに主力だったのがイギリス製の「メンダイン」という製品だったため、今村氏は、「攻め出せ、ダイン」といった気持ちを込めて「セメダイン」と名づけたようだ。絶対に外国製品には負けないといった気構えを感じさせる、信念を持った製品名だったのだ。この今村氏、造語をつくる才能に長けていたようで、「接着剤」という言葉も彼の作品だといわれている。それまでは「接着剤」という言葉はなく、「結合材」「こう着材」といった業界用語しかなかった。それを「接着剤」という言葉をつくることで、一般人にも身近な言葉にしたのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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