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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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星条旗【せいじょうき】
- クリント・イーストウッド監督の映画『父親たちの星条旗』にも描かれたように、星条旗はアメリカのアイデンティティであり、心のよりどころにもなっている。しかもそれを裏付けるかのようにアメリカ国歌のタイトルも「星条旗」であり、その詞ができたエピソードも、その名をつけるにふさわしいものであった。一八一二年にはじまった米英戦争のさなか、詩人であり弁護士でもあったフランシス・スコット・キーは、捕虜として捕らえられた友人の釈放を交渉するために、イギリスの戦艦に赴いた。イギリスの司令官はキーの説得に応じて友人ともども釈放することを認めたが、イギリス艦隊がマクヘンリー砦を攻撃する間、機密保持のためと称して彼は戦艦内に拘束されてしまう。ところが激しい夜間砲撃の後、キーらが戦艦から外を見てみると、そこには星条旗が高々と翻っていたという。この光景に衝撃を覚えたキーは、「マクヘンリー砦の防衛」という合衆国の勝利を祝う詩を書き上げたのである。この詩は当時人気があった「天国のアナクレオンへ」という曲のメロディにのせて歌われるようになり、後年、楽譜が発売されるときに「星条旗」という名前に改題されている。その後、国民的流行歌となった「星条旗」は、軍隊の国旗掲揚式の際やスポーツイベントなどでたびたび歌われるようになった。そのためアメリカ人にとってはますますなじみ深いものになり、一九三一年、第三一代大統領フーヴァーのときに国歌に制定された。ちなみに「天国のアナクレオンへ」を作曲したのは、イギリスのアマチュア作曲家であったという。
米英戦争に勝って生まれた国歌「星条旗」は、イギリス人による作曲
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305