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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
春分の日【しゅんぶんのひ】
- 国民の祝日である春分の日は、三月二一日の年と三月二〇日の年があるが、この日付はどのように決まっているのだろうか。国立天文台によると、祝日は前年の二月一日に「暦要項」が官報に掲載されることによって正式に決定することとなっている。逆にいうと、それ以前には春分の日、秋分の日は決まっていないことになっており、五年日記、一〇年カレンダーなどに記載されているものは、あくまで暫定的に予想した日にちなのである。そもそも日本の祝日を定めている「国民の祝日に関する法律」によると、春分の日は「春分日」と定められている。そして天文学上、「春分日」はこう定義されている。「(地球から見て)太陽は星々の間を移動していて、その通り道を『黄道』といいます。また、地球の赤道を天にまで延長したものを『天の赤道』といいます。黄道天の赤道は、お互いが傾いているために二点で交わり、その交点のうちの一方を『春分点』、もう一方を『秋分点』と呼びます。そして、太陽が春分点・秋分点の上を通過する瞬間がそれぞれ『春分』『秋分』と定義され、『春分』『秋分』を含む日のことを、それぞれ『春分日』『秋分日』と呼ぶのです。」つまり、これによって決定した「春分日」が「春分の日」と決定付けられるわけである。もちろん秋分に関しても同じだ。グレゴリオ暦(現在一般的に使われている暦法)では、一月一日の午前〇時を年のはじめとしている。一太陽年は三六五・二四二二日で、時間に直すと三六五日と五時間四九分なので、一年間に五時間四九分ずつ暦と実際の天体の位置関係のズレが生じている。このズレが四年間で二三時間一六分になってほぼ一日となるので、四年に一度の「うるう年」が設けられて調節しているのである。そして、このズレのために、春分点を通過する時刻はちょうど三月二〇日と二一日の間を、年によって行ったり来たりすることになり、春分の日もまた行ったり来たりするというわけだ。ただ、天体の運行状況が変わらない限り、計算で予測はできるわけで、基本的にはうるう年の四年間のサイクルのなかで、二年間は二〇日、次の二年間は二一日というのを繰り返している。たとえば、二〇〇八(平成二〇)年と二〇〇九(平成二一)年の春分の日は三月二〇日、二〇一〇(平成二二)年と二〇一一(平成二三)年は三月二一日である。
「春分の日」は、どうやって決まる?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305