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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
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・先負
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
原稿用紙【げんこうようし】
- 小学生や中学生のとき、夏休みの読書感想文などを書かされた原稿用紙。この原稿用紙の中央には、リボンのような模様が入っている。最近では、入っていないものもあるが、入っているのが一般的だ。模様の名は「魚尾」という。読んで字のごとく、この模様が魚の尻尾に似ていることから、そう呼ばれるようになった。魚尾は、中国の南宋時代の書物にはついていたというから、その起源はかなり古いようだ。なぜ魚の尻尾をかたどったのかはわかっていないが、その役目ははっきりしている。原稿用紙を半分に折って閉じるとき、両端がぴったり合うように折るための印である。この魚尾に合わせて折れば、スムーズに二つ折りができるというわけだ。このほか、内容証明郵便の用紙や罫紙にも魚尾がついていることがある。ちなみに用紙によっては、魚尾が上だけでなく下についている場合もある。上についている魚尾を「上魚尾」、下についている魚尾を「下魚尾」という。いまでは、パソコンが普及したために、原稿用紙を使う機会は少なくなってしまった。原稿用紙の枚数で文字量を数えなくても、画面上ですぐにわかる。便利な反面、魚尾のような便利さと遊び心を備えた心配りが廃れていくのは、少々残念な気もする。
原稿用紙の真ん中にあるヘンなマークの名前は「魚尾」!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305