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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
おでん【おでん】
- 寒い冬に恋しくなるのがアツアツの「おでん」。いまでは冬のコンビニのレジ脇に欠かせないアイテムにもなっている。しかし、このおでんがいちばん売れるのは、当然冬だろうと思いきや、実は九月?一〇月という秋口なのだという。この時期は一年でいちばん体感温度が下がる時期である。体感温度とは、人の肌が感じる暑さ・寒さといった温度の感覚を数値であらわしたもの。この温度の感覚というのは、たとえば前日まで二〇度という肌寒い日が続いていたのに、次の日に突然二五度まで気温が上がると暑く感じるが、逆に前日までが三〇度を超す夏日だったのが突然二五度になると肌寒く感じるといった錯覚にも似た感覚。夏から秋へという季節の変わり目は、暑い日が続いていたものの、急に夜は肌寒く感じられる日が多くなり、感覚的にとても寒いと感じるということで、温かいおでんが恋しくなるというわけだ。おでんのルーツは室町時代に生まれた田楽とされ、その名前は、宮中の女房言葉で田楽を意味する「でん」に丁寧に「お」をつけて呼んだことに端を発するといわれる。江戸時代には濃口醤油が発明され、醤油で煮た現在の形に近いものがつくられるようになった。その後、江戸では人気がなくなり廃れてしまったが、江戸から関西へと伝わったおでんは「関東炊(かんとだき)」と呼ばれ、味つけを変えたり、具を試行錯誤したりしながら現在まで伝えられている。関東で再びおでんが人気を呼ぶきっかけとなったのは関東大震災だったといわれている。関西から救援にかけつけた人たちが被災者にふるまった炊き出しが「関東炊き」だったといわれる。
実は秋だった!おでんがいちばん売れるのは冬ではない
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305