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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
秋葉原【あきはばら】
- メイドカフェやコスプレなど、オタクが大好きなものがあふれ、オタクの聖地となっている秋葉原。今では、アニメやゲームのマニアのことを「アキバ系」と称したりもする。ひと昔前から、秋葉原といえば、家電が安く買える町として、国内だけではなく海外にもその名が知られており、パソコンマニアが多く集う場所である。この秋葉原、その名の由来は権現様にある。江戸時代、秋葉原は下級武士の居住地区だったが、火事が頻発していた。一八六九(明治二)年、明治政府は、火事の被害を最小限にとどめるために、九〇〇〇坪の火除地を、この地に設置した。さらに翌年、火除けの神として多くの人に信仰されていた、神仏混淆の秋葉大権現を静岡県(遠州)から勧請し、鎮火神社とした。当初は、広大な火除地と鎮火神社があることから「鎮火原」と呼ばれていたが、鎮火神社が秋葉神社に改められたため、いしつか「あきばっぱら」、または「あきばがはら」と呼ばれるようになった。一八九〇(明治二三)年、この地に駅が開設されたが、その駅名が「あきはばら」とされたため、だんだんと「あきはばら」という呼び名が一般化した。日常的には、省略して「あきば」と呼ばれることが多い。なお、秋葉原の語源となった秋葉神社は、その後、台東区松が谷に移転した。秋葉原が電気街となったのは、第二次世界大戦後のこと。空襲後も、神田駿河台下から須田町にかけて焼け残ったため、ヤミ市が多く立った。そのなかで、復員学生に対してラジオ部品を売る露店が並んだのが、現在の町並みのはじまりだったといわれている。
昔は「あきばっぱら」と呼ばれていたという、オタクの聖地「秋葉原」
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305