-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
フリーズドライ【東京雑学研究会編】
- 技術の進歩で、フリーズドライ製品の種類が増えている。
おにぎり、カレーライス、チャーハンから、漬物、納豆、山いも、大根おろしまでないものはないというくらいの品ぞろえだ。乾燥しているから軽量かつコンパクト。アウトドアにはもってこいだし、非常食としても重宝だ。湯、もしくは水でかんたんに戻るし、しかもどんどんおいしくなっている。
「フリーズ=凍らせる」+「ドライ=乾かす」、という意味だから、だいたい想像できるが、そもそもフリーズドライ製品はどうやって作るのだろう。
フリーズドライは「真空凍結乾燥」という。食品を凍結させ、真空状態の中で水分を昇華させる乾燥法だ。
一般にものを乾燥させるには、温度を上げて水の蒸発を早めることが多い。しかし、温度を上げて乾燥させると、水分だけでなく香りや風味もなくなってしまう。
そこで、反対に温度を下げていったん凍らせてから水分を抜くのがフリーズドライ製法だ。
例えば、リンゴを凍らせると、純粋な水だけがカチカチに凍って氷の結晶がつく。その凍ったリンゴを真空状態に放り込むと、水分は固体から気体に昇華して失われ、後には海綿状のリンゴの成分だけが残る。
これがフリーズドライされたリンゴだ。水分がなくなっただけだから、湯や水を加えるだけで元の状態に近くなる。この方法は素材の組織を破壊しないので、香りや味があまり失われない利点がある。
高野豆腐(凍り豆腐)や寒天は昔からこの製法で作られてきた。現在のフリーズドライ製品はもっと大がかりな装置で作るが、原理的には低温での脱水乾燥で変わらない。
§フリーズドライ製品のおいしさの秘密は何か?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473