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日本銀行券【東京雑学研究会編】
- 財布の中の貨幣と紙幣をちょっとチェックしてみよう。
一〇円玉や一〇〇円玉といった貨幣には、「日本国」という文字が入っているはず。
では、紙幣はというと、同じ日本のお金なのに、「日本国」という文字はどこにもなく、その代わりに「日本銀行」の文字が入っている。そして、貨幣には「日本銀行」の文字は見当たらないのだ。
この違いは一体どうしてなのか?
答えは簡単。貨幣と紙幣は発行元が違うからである。
明治のはじめは、貨幣も紙幣も政府が発行していた。ところが、国立銀行条例によって各地に銀行が生まれて、銀行券(お札)の発行が認められ、銀行がお札を発行するようになったのである。
その後、一八八二(明治一五)年に日本銀行が中央銀行として誕生。これによって一八八五(明治一八)年から紙幣の発券は日本銀行に一本化されることになり、現在に至っている。だから、紙幣の正式名称は「日本銀行券」なのである。
こうして紙幣は日銀が発行することになったが、貨幣のほうは変わらず政府が発行し続けているというわけ。
こうした分離型は欧米では少なくないが、韓国やフィリピンでは中央銀行が紙幣も貨幣も発行している。日本の形式は欧米にならったものというわけだ。
ちなみに、紙幣は国立印刷所が製造し、貨幣は造幣局が製造している。発行場所だけでなく、製造場所もそれぞれ違うのである。
§お札と硬貨は発行元が違う!?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473