-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
サーキット【東京雑学研究会編】
- 世界最速のドライバーを決めるフォーミュラワン(F1)をはじめ、世界中でたくさんの自動車レースが行われている。それらが主に開催されるのは、レース専用のサーキットだ。
日本ではじめてのカーレースは、実はサーキット以外のところで開催されている。それはなんと上野の不忍池である。
不忍池は、上野公園南西端に接する周囲約二キロの池。かつての東京湾の入江の一部で、周囲を埋めたてられ、残ったのがこの池である。江戸時代からハスの名所としても知られている、歴史のある場所でもある。
一八八四(明治一七)年に競馬場建設のために整地され、開場したものの、収支が合わず競馬場は閉鎖。その後、そこを利用して自転車競走が開催されていた。
その場所に目をつけたのが、当時、銀座に自動車販売会社を開いていた松井民次郎である。彼が自動車をアピールするためにデモンストレーションとして開催したのが、この日本初の自動車レースだったというわけだ。
ときは一九○二(明治三五)年、不忍池で日本初の自動車レースが行われた。出場したのは、グラデーヤトル式四輪車などの外国から輸入したクルマ。グラデーヤトル式四輪車とは、後部にエンジンをつけて、自転車二台を並べて接続し、ドライバーが自転車サドルに、もうひとりが前輪部につけた座席に座れるようにした四輪オートバイだ。
その後、正式な自動車レースは、一九二二(大正一一)年に、東京の洲崎の埋立地で行われる。一九三六(昭和一一)年には、国内初のレース場である「多摩川スピードウェー」が完成したが、第二次世界大戦によって中断した。日本の本格的な自動車レースの幕開けは、一九六三(昭和三八)年の「第一回日本GP」であった。
§日本初のカーレースは上野の不忍池で行われた!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473