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 M星雲【東京雑学研究会編】


§星雲についている「M」は一体何?



かつて地球がとてもお世話になったウルトラマン一族。最初にウルトラマンがやってきたのを皮切りに、その後セブンも来たし、タロウも来た。その後も続々と兄弟やらイトコやら、ついには父と母までやってきて、一生懸命地球の平和を守ってくれていたのである。
こんなに親切な彼らのふるさとは「M78星雲」ということはあまりにも有名だが、この「M78星雲」の「M」にどういう意味があり、後に続く数字が何を示しているのか知っているだろうか。
実はこれ、「メシエ・カタログ」という星雲・星団のカタログに記載された番号なのである。メシエというのは、一八~一九世紀のフランスの天文学者シャルル・メシエのことで、このカタログを作った人物である。
とても熱心な彗星の観測者だったメシエは、生涯に一四個も新彗星を発見した。ただ、その過程では、せっかく新彗星を発見したと大喜びしたのに、実はずっと前から発見されていた星雲や星団だったということがしょっちゅうあって、ぬか喜びをしたメシエはガックリ。こうした勘違いがないようにと、メシエはそれまでに発見されている星雲や星団に通し番号をつけてカタログ化したのである。
「メシエ・カタログ」によると、「M1」はおうし座のカニ星雲で、アンドロメダ星雲は「M31」、オリオン星雲は「M42」。ウルトラマンのふるさとは、この「メシエ・カタログ」によって「M七78」に設定されている星雲だというわけである。
ただ、このカタログは一七八六年に作られたものなので、現在発見されている星雲や星団は網羅されていない。しかもパリからの観測を元にしたものなので、パリから見えない南半球の星雲や星団は含まれていないという状況で、たった一〇九個しか記載されていないのである。
もし現在の星雲・星団をしっかりとチェックしたいなら「ニュージェネラルカタログ(NGC)」(一八四〇個の星雲・星団を収録)か、その後追加された「インデックスカタログ(IC)」を使用すればいい。「メシエ・カタログ」は有名だけれど、これでチェックすると新発見だらけのぬか喜びになってしまうので、ご注意を!

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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