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インゲン豆【東京雑学研究会編】
- インゲンという豆は、中国の禅僧が伝えたという説がある。一六五四(承応三)年、江戸時代の初期に、中国の禅僧・隠元は長崎に来日した。そして、ときの将軍家綱より、京都の宇治に土地を与えられて、黄檗宗を日本に伝えるべく萬福寺を開いたのである。
隠元は禅を伝えるために、来日したのであるが、そのときに持ちこんだ豆が僧の名をとってインゲンと呼ばれた。
しかし、そんな名前を持ちながら、この豆はインゲンではなかったと言われているのだ。隠元が持ち込んだのは、実はフジマメという種類で、これは平安時代から存在していた種類である。しかし、関西地方では今でもフジマメをインゲンマメと呼んでいるのだ。
本当のインゲンは、メキシコ中央部、グアテマラ、ホンジュラスが原産地で、一七世紀末にはヨーロッパ全土に普及していたという。日本には中国を経て渡来したそうだ。誤解から生まれた名前がそのまま、使われるという結果になっているのである。
§インゲン豆を日本に持ってきたのは禅僧隠元じゃない!?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473