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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- 産卵【さんらん】
- ニワトリさんは毎日卵を産むの?
~1羽のニワトリさんは、1年間でどのぐらい卵を産むのかな?~
毎日食べる、おいしい卵。ニワトリさんが産んでくれることは 知ってるけど、毎日産んでくれるのかな?何個ぐらい産んでいるのかな?疑問に思ったたまぴよが、イセファームの人に聞いてきました!
イセファームのおじさんがおしえてくれた話では、ニワトリさんが1年間で産む卵の数はだいたい300個前後で、ニワトリさんの種類や日令(※1)によって変るそうです。卵を産む確率は卵を産み始めてから2~3ヶ月で最も高くなり、その後数ヶ月はだいたい1日に1個程度の割合で卵を産み続けます。そして、1年後には3日に2個ぐらいの割合になっていきます。
ただしニワトリさんが毎日のように卵を産む、というのは、ずっと昔からというわけではないようです。
明治時代よりも前の時代は、ニワトリさんは毎日卵を産みませんでした。例えば、2日に1個ぐらいの割合で卵を産むニワトリさんもいれば、春のお彼岸の時期だけ集中的に30個ぐらい卵を産むニワトリさんもいる、というように、種類によってまちまちでした。 そんな、今のようにひんぱんには卵を産まなかったニワトリさんが毎日卵を産むようになったのは、明治時代に入ってニワトリさんの育種改良(※2)がおこなわれるようになってからなのです。
ちなみに昭和6年の産卵検定(一定期間に1羽のニワトリが産むたまごの数を競う試験)で、イセの創業者伊勢多一郎が作った世界記録は350日間で317個!イセの優秀なニワトリさんを育てる技術は、そのころから世界的なレベルでみがかれてきたんですね。
※1)日令(にちれい)とは: ニワトリさんが何歳なのかをはかる単位。人間の場合は年齢ではかりますが、ニワトリさんの場合は成長が早く、寿命も人間より短いため「日ごと」の単位でみていきます。
※2)育種改良(いくしゅかいりょう)とは: 人それぞれにいろんな違いがあるように、ニワトリさんにもそれぞれで特長があります。そんな特長のなかでも、例えば“卵をたくさん産む”“病気になりにくい”というような特長を持つニワトリさんを選んで、何世代もかけて同じような特長を持つニワトリさんを育て、特長を伸ばしていくことをいいます。
●たまにしか手に入らない卵だから、昔はとっても高価で貴重なものだったんだ。いま手軽に、いつでも卵が食べられるのは昔の人たちががんばってくれたおかげなんだね!
【出典】 |
Ea,Inc.(著:JLogos編集部) 「 JLogosたまご 」 |
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JLogosたまごについて | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
たまご辞典
- 【辞書・辞典名】たまご辞典[link]
- 【出版社】Ea,Inc.
- 【編集委員】JLogos編集部
- 【書籍版の価格】0
- 【収録語数】205
- 【発売日】
- 【ISBN】