-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
渋滞対策①【じゅうたいたいさく】
- 渋滞を克服することは、道路交通に課せられた宿題だといってもよい。一口に渋滞を克服するといっても、容易な問題ではない。どうすれば渋滞を解消できるのか。どのような方法があるのか。単純に考えれば、道路の交通容量を大きくするか、それとも交通量を減らすかのどっちかだ。
交通容量を増大させる最も手っ取り早い方法は、道路を拡幅することだろう。今まで二車線だった車道を三車線にすれば、交通容量を大幅に増大できる。だが、道路を広げるといっても大都市はすでに過密状態で土地の確保が難しい。建設費の問題も絡んでくる。そこで、道路を拡幅しないで交通容量を増大させるにはどうすればよいか。
答は道路を立体化させるという方法である。交通量の激しい交差点で、一方の道路を地下に潜らせるか、道路を跨がせるかして交差点を立体的にするのだ。するとそれまで信号で止まっていた車がノンストップで走行できるため、交通容量は大幅に増大し、渋滞解消に有効である。道路と鉄道が平面交差している個所の立体化は、渋滞を解消させるばかりではなく、交通事故の防止にもなる。
高速道路の渋滞を解消させる方法としては、まず、インターチェンジの増設が考えられる。高速道路の渋滞の最大の原因が、料金所にあるからだ。インターチェンジ一か所当りの交通量を減らすことによって、本線上の渋滞を防ぐのである。
インターチェンジの増設とともに渋滞解消に大きな威力を発揮するのが、ETC(自動料金収受システム)の導入である。ETC車載器を搭載する車が、渋滞の元凶である料金所を停止することなく、料金の清算ができるというシステムで、これによって高速道路の渋滞は大幅に緩和されるはずである。
渋滞対策その一―交通容量の増大
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:浅井 建爾) 「 道と路がわかる事典 」 |
A D |
道と路がわかる事典について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
道と路がわかる事典

- 【辞書・辞典名】道と路がわかる事典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】浅井 建爾
- 【書籍版の価格】1,620
- 【収録語数】255
- 【発売日】2001年11月
- 【ISBN】978-4534033154