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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
商店街【しょうてんがい】
- その町の魅力は、どれだけ充実した商店街があるかにかかっているといってもいい。商店街とは、ある特定の地区に多くの商店が集まっている街路をいい、かつてはどの商店街も、その町一番の人出であった。だが、郊外に大型店ができると、商店街は潮が引いていくかのように、めっきり人通りも少なくなってしまった。その原因は、モータリゼーションの影響が大きいが、旧態依然とした商店街のあり方にも問題があった。その証拠に、魅力ある商店街に変身して、活気を取り戻した商店街も少なくない。
商店街の歴史は古い。京都の錦小路のように、平安時代からすでに存在していた商店街もある。城下町にも、市を中心に商店街が形成されていたし、伊勢神宮の参道や浅草寺の仲見世などのように、門前町から発展した商店街もあった。
現代でも、全国には数え切れないほどの商店街がある。長さが一〇〇mにも満たないものから、延々と続く商店街までさまざまだ。では、日本一長い商店街はどこにあるのか。
大阪市にある「天神橋筋商店街」が、日本一長い商店街なのである。天神橋筋は、天満宮の門前町として発展した歴史ある商店街で、天下の台所、大阪の胃袋を満たす天満市場も近くにあったことから、庶民的な盛り場として大阪きっての賑わいぶりであった。
だが、昭和初期には天満市場が移転したり、大型店の攻勢、さらには地下鉄と阪急の相互乗入れでターミナル性も失い、苦境に立たされた時期もあったが、魅力ある商店街を目指して巻き返しをはかっている。
天神橋筋商店街は、天神橋一丁目から六丁目まで、全長二・六kmにもおよぶアーケード商店街で、衣料品店をはじめ飲食店、娯楽場などが軒を連ねている。
門前町から発展した日本一長い商店街
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:浅井 建爾) 「 道と路がわかる事典 」 |
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道と路がわかる事典について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
道と路がわかる事典

- 【辞書・辞典名】道と路がわかる事典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】浅井 建爾
- 【書籍版の価格】1,620
- 【収録語数】255
- 【発売日】2001年11月
- 【ISBN】978-4534033154