-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)【こうげんびょう(えりてまとーです、ひふきんえん、きょうひしょう)】
- 膠原病は1つの病気ではありません。全身の臓器に共通して存在する結合組織という部分に変化が起こるいくつかの病気をまとめて膠原病といっています。代表的な病気は、全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)、皮膚筋炎(dermatomyositis)、全身性強皮症(systemic sclerosis)、関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)、結節性多発動脈炎(polyarteritis nodosa:PN)などです。ここではその中でとくに皮膚の症状が目立つ全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、全身性強皮症について主に述べます。
これらの膠原病は自己免疫のメカニズムによって生じると考えられています。本来、外から入ってくる異物から身を守ってくれるために働くはずの免疫の働きに異常が起こり、自分の体を攻撃してしまうのが自己免疫反応です。自己免疫反応は、膠原病以外でも様々な病気の発症に関係しています。
なぜ、自己免疫反応が起こるのかは大問題で、現在でも解決はついていません。しかし、ある遺伝的な素質がある人に様々な誘発因子、例えば、ウイルスなどの感染、化学物質、日光などが関係して生じると考えられています。ただし、素質といってもメンデルの遺伝法則のように優性遺伝、劣性遺伝で伝わるような遺伝病ではありませんし、感染がきっかけになるかもしれないといっても人にうつる病気ではありません。
Collagen Disease
【出典】![]() |
寺下医学事務所(著:寺下 謙三) 「 標準治療 」 |
A D |
標準治療について | ||
|
関連電子書籍 | ||||||
|
この言葉が収録されている辞典 |
標準治療

- 【辞書・辞典名】標準治療[link]
- 【出版社】日本医療企画
- 【編集委員】寺下 謙三
- 【書籍版の価格】5,142
- 【収録語数】1,787
- 【発売日】2006年7月
- 【ISBN】978-4890417162