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 新島八重【にいじまやえ】





 新島八重(1845年11月3日~1932年6月14日)は、江戸末期から昭和初期の日本女性。同志社大学の創立者、新島襄の妻で旧姓・山本。名前を「八重子」と表記する史料もある。
 会津藩(現在の福島県)の砲術師範、山本権八-佐久の子として誕生。兄・覚馬は西洋式軍備に精通しており、八重も少女時代から洋式銃を使いこなした。最初の夫は、兄の友人で、但馬出石藩(現在の兵庫県北部)出身の洋学者・川崎尚之助。しかし鳥羽伏見の戦いで兄が行方不明となり(薩摩藩に捕縛)、八重は戊辰戦争で自らも銃を取って夫とともに奮戦。後に「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる活躍を見せたが、敗戦を機に尚之助と離別する。

 しかし兄の安否が判明し、維新後に京都府顧問を務めていた兄を頼って上洛。京都で英語や西洋文化を学ぶうち、新島襄と出会って再婚。幕末から渡米してキリスト教を学び、学校創立を目指していた襄を妻として支えた。
 二人は西洋流の男女同権的な考えに基づく先進的な夫婦だったため、「男尊女卑」の封建的な思想が根強く残る当時の社会では物議を醸した。男女が一緒に並んで出かけるのが遠慮された時代に夫婦で人力車に同乗して周囲を驚かせ、当時の日本女性としては珍しく洋装を着こなした八重が和服に靴を履いた姿について、思想家の徳富蘇峰から「頭と足は西洋、胴体は日本という鵺(ぬえ)のような女性がいる」とまで非難された。

 八重が「ハンサムウーマン」と呼ばれるのは襄が生前、在米時の養母に宛てた手紙の内容に由来する。夫は八重について「彼女は見た目決して美しくはありません。ただ、生き方ハンサムなのです」と評していた。
 1890年に襄は46歳で死去。その後の八重は福祉活動に尽力し、日清、日露戦争が勃発すると、八重は篤志看護婦として傷病兵の救護に当たった。1932年(昭和7年)、86歳で死去。京都市営墓地内の同志社墓地で夫とともに埋葬されている。2013年のNHK大河ドラマは八重の生涯を描く「八重の桜」で、主演は綾瀬はるか。

【出典】 Ea,Inc.(著:JLogos編集部)
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