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 全身全霊(日馬富士口上)【ぜんしんぜんれい】





 「全身全霊」とは体と心のすべてを指し、「全身全霊でこの小説を書き上げた」といったように、体力や精神力を出し切って努力する意味合いで使う。
 2012年9月の大相撲秋場所で名古屋場所に続き、大関としては18年ぶりとなる全勝連覇を達成した日馬富士(本名・ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身)が第70代横綱に昇進。秋場所後の26日に日本相撲協会の使者が横綱昇進を知らせる伝達式が伊勢ケ浜部屋で行われ、日馬富士は「横綱を自覚して、全身全霊で相撲道に精進します」と口上を述べた。
 日馬富士は大関昇進の口上でも「全身全霊」を使用。決して恵まれていない体格で相撲道の頂点に達した新横綱の歩みを象徴するようだ。

 大関や横綱の昇進では、伝達式での口上が毎回注目されるが、いわゆる「若貴ブーム」に沸いた90年代、若乃花、貴乃花兄弟が「不惜身命」「堅忍不抜」といった難解な口上を使ったあたりからスポーツメディアの注目度が上昇。このため四文字熟語の印象が強いが、特に決まった形式はない。
 全盛期に若貴と張り合った千代大海(現佐ノ山親方)が大関昇進の伝達式を前に報道陣から口上の中身を尋ねられると、師匠の九重親方(元横綱・千代の富士)が「四文字熟語じゃないだろうな」と冗談で釘を刺した一幕も。
 千代大海は結局、「大関の名を汚さぬよう相撲道に精進、努力いたします」とシンプルな口上となった。

 過去20年間の横綱昇進の口上と四文字熟語の意味は以下の通り。
〇曙(93年1月)「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進します」
〇貴乃花(94年11月)「今後も不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で、力士として相撲道に不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く所存でございます」
不撓不屈…困難に直面してもくじけないこと
不惜身命…身も命も惜しまずに精進すること
〇若乃花(98年5月)「横綱として堅忍不抜の精神で精進していきます」
堅忍不抜…どんなに辛くても耐え忍び、心を動じさせないこと
〇武蔵丸(99年5月)
「横綱の名を汚さぬよう、心技体に精進致します」
〇朝青竜(03年1月)
「なお一層稽古に精進し、横綱として相撲道発展のために一生懸命頑張ります」
〇白鵬(07年5月)
「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進致します」
精神一到…精神を集中して努力すれば何事もできないことはない、ということ

【出典】 Ea,Inc.(著:JLogos編集部)
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