見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 未来を変える「ポジティブ・イリュージョン」



ここ数年間、心理学では「ポジティブ・サイコロジー」(ポジティブ心理学)が話題になっています。簡単に言えば、物事をポジティブに解釈する、いい方向に考えれば現実的にもうまくいくという考え方です。
「ポジティブ・イリュージョン」といって、イリュージョン(幻想)でもよいから、この先いいことが起こる、起こるはずだ、と考える。そうすれば行動の仕方や考え方が変わってくるというのです。「うまくいく“かもしれない”、成功する“かもしれない”」と思うことで、行動にはずみがついていく。
逆に「どうせまた悪くなる」「何をやってもうまくいかないに違いない」と考えるネガティブ思考の人は、本当にうまくいかないという研究結果が出ています。
これは主観的な幸福感に大きく関わってくることだと思います。
何でもポジティブに考えられる人は、「こうしたらきっと成功するはずだ」と考えて楽しく行動ができます。思い通りの結果が得られなくても「これはこれでうまくいった」とポジティブに解釈ができるのですから、結局、現実も「うまくいった」ということになります。何だかうまく言いくるめられたような、まさにイリュージョンのような印象もありますが……。
しかし、野球選手がホームランを打つところを思い描いてイメージ・トレーニングするのと同じで、どんなことでもイメージ・トレーニングは大切です。
セールスでも「どうせまた売れないよな……」と思いながらでは売る気になりませんし、相手も買う気になりません。成功のイメージがいい結果につながるのは、決してイリュージョンばかりとは言えません。
逆に言えば「どうせうまくいかない」と信じていた人が失敗するのは、自分の予想通りの結果が出ているのだから、思い通りとも言えます。期待を裏切っていない。そういう意味では、人はみな自分の思い描いたイリュージョン通りになっているということかもしれません。
毎日、文句ばかり言っている人は、文句を言うのが大好きなのです。老いてなお文句ばかり言えれば、これもまた幸せな人生と言えるでしょう。
さて、あなたは未来にどんなイリュージョンを思い描きますか?

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 8615439
    0
    しおり
  •      
  •      




   


  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第6章 老いたときに後悔しない生>    >    未来を変える「ポジティブ・イリュージョン」

A D

60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
この言葉が収録されている辞典

 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
  • 【書籍版の価格】
  • 【収録語数】
  • 【発売日】
  • 【ISBN】