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 子どもの自立は「夫婦再婚」のチャンス



夫婦は最初は二人だったので、当然、二人で会話をしているのですが、子どもが産まれ、子どもを交えたコミュニケーションになり、いつの頃からか、子どもがいない二人だけでの会話がぎこちなくなっていく。そんな夫婦は多いでしょう。
子どもができるまでは普通にやっていたこと……たとえば腕を組んで歩くことも「何でそんなことするんだ?」という雰囲気になる。若い頃は積極的にしていたのに、不思議なものです。
しかし、関係性というのは常に変動するもの。「ずっと同じ」は無理なのです。
無理して若い頃の二人に戻ろうとする必要はありません。前の関係性と違っていてもいい。子どもが巣立ったあとの新しい関係性を作っていけば、「愛情得点」も伸びていきます。
「結婚相手と再婚する」と考えてみてもいいでしょう。若いときは、好きな相手がどんな趣味を持っていて、どんな音楽が好きで、どんな本を読むのか、何でも知りたかったはずです。
結婚してもう何十年も経って、相手のことは全部わかっているようなつもりでも、まったく違います。何十年か経って、パートナーの好きな物は変わっているし、求めていることも変わっている。人生観だって変わっています。
「子どもも自立したし、これから二人でどんな生活を送っていこうか。きみは最近、どんなことに興味があるの?」と、あらためて話してみれば、二人で話すテーマはたくさんあるはずです。それが新しい関係作りになっていくでしょう。
昔はこんなことを言っていたのに、ずいぶん変わったなあ、と新しい発見があったり、二人が結ばれるきっかけになった趣味を思い出して、なつかしいコンサートに足を運んだり。子どもは子どもでこれから自分の生活を作っていくのに忙しくて、あまり親にかまっているヒマもありません。なんだかんだ言っても一緒に過ごしてきた連れ合いがありがたく思える人生の季節です。
子どもが自立して巣が空っぽになったと思えたときは、夫婦にとって二人の関係を作り直す「夫婦再婚」のチャンスと言えるでしょう。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第4章 一生を共にする「周り」を>    >    子どもの自立は「夫婦再婚」のチャンス

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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