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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- 子どもが自立する直前は夫婦にとって危うい時期
- 結婚して、子どもが産まれて、その子どもが自立して、また夫婦二人の関係になる。これが家族の形の典型的な変化です。
調査によると、夫婦関係は結婚したときに一番「愛情得点」が高く、子どもができると低くなっていくそうです。なぜなら、妻の愛情が夫より子どものほうに向くからです。子どもに関心がいってしまうので、夫婦間の愛情が低下するというのです。これは日本もアメリカも共通のようです。
つまり「子はかすがい」ではなく、子は夫婦関係を壊しているとも言えます。
子どもが自立したときに妻に訪れるのが「空の巣症候群」です。子どもが巣立つと、巣が空っぽになってしまう。それまで母親は子どもの面倒ばかりみていて、夫との関係が深まっていないので、子どもが自立すると生きがいをなくし、無気力症状やうつ状態になってしまうのです。
夫婦にとって、子どもが自立する直前は、一番危うい時期なのかもしれません。
ここで熟年離婚になるか、もう一度夫婦の関係を作り直すかの分かれ道。心理学では「関係性」という言葉を使いますが、二人の関係性をもう一度高めていく必要があります。
結婚して数年が経ち、夫婦の関係性がうまくいかなくなったときに「結婚当初のような関係に戻りたい」と言う人がよくいますが、それはありえないことです。
関係性というのは、よくなったり悪くなったり、常に変動しています。このことを念頭に置いておかなくてはなりません。特に悪くなったときに「回復させる」ということを常に考えていないと、もうズルズルと悪化していきます。
ところが、男性は一度いい関係ができると、それが「持続する」と考える傾向にあります。だから手を抜く。いわゆる「釣った魚に餌をやらない」という態度です。ですから、関係性が悪くなったときにも認めがたく、「妻は変わった」「前のような二人に戻りたい」と願う。
妻さえ前のようにかわいらしい女性に戻ってくれれば、二人の関係も元通りになると思っていませんか? まず、その考え違いをあらためることから、人生後半の夫婦関係がスタートします。
【出典】 |
日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授)) 「 60歳からの人生を愉しむ心理学 」 |
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60歳からの人生を愉しむ心理学について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
60歳からの人生を愉しむ心理学
- 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
- 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
- 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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