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 なぜ、女性は老いてもなおハッピー感が増すのか?



男性と女性では、どちらがより「人生の後半戦」を愉しめるでしょうか。これはどうやら女性のほうに軍配が上がりそうです。
老後に困るのはだいたい男性。女性は老いてなおハッピー感が増していく人が多いのです。その理由のひとつとして、「人間関係を作る技術」の差があります。
男性は仕事に適したフォーマル(事務的)な人間関係は作れるのですが、インフォーマル(個人的)なネットワークを作ることが苦手な傾向にあります。
フォーマルなネットワークとは、主に仕事を通した人間関係。会社組織の中での上司、部下、同僚、あるいは取引先の仕事相手などとの関係です。このような人間関係の中で仕事上のやりとりをすることを「フォーマル・コミュニケーション」と呼びます。
男性はこのようなフォーマル・ネットワーク、フォーマル・コミュニケーションの世界を中心に生きている傾向があり、これが「人間関係」だと勘違いしています。一緒にお酒を飲んだり、ゴルフに行ったりすることを「これが友だち関係だ」と思っている。ところが退職してしまうと、そんな関係はほとんどなくなってしまいます。たまには続く人もいるでしょうが、極端な話、退職とともに人間関係がゼロになってしまう人もいる。
一方、女性のほうはインフォーマルな関係を作るのが上手です。もちろん仕事をしている人も多いので、フォーマルなネットワークもたくさんあるでしょう。
けれども、出会いは仕事上でも、そのうち一緒に温泉旅行に行くインフォーマルなネットワークを作っていたり、あるいはアフター5に始めた趣味のグループで盛んに旅行に出かけたり、といろいろな形での友だち作りが得意です。
こういう友人は、退職したからといって途切れるものではありません。むしろ今まで仕事で忙しくて不義理にしていたインフォーマルな友人とのコミュニケーションがさらに活発化して、バラ色の老後となっていく。
男性と女性には、そういう人間関係のあり方の違い、考え方の違いがあるようです。人生の後半戦を愉しむ技術を、男性は女性に学ぶとよいのです。女性の社会進出が進んだあとは、男性の「インフォーマルな社会進出」を進めましょう。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第4章 一生を共にする「周り」を>    >    なぜ、女性は老いてもなおハッピー感が増すのか?

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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