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 ミノルタ【みのるた】


創業者の願いは、「稔る田」?



昭和後期、オートフォーカス一眼レフカメラヒット商品を生み出したのがミノルタである。カメラメーカーとしては、一九二八(昭和三)年の創業とわが国で二番目に歴史が古く、国産初の二眼レフカメラを開発した会社だ。デジタルカメラ時代を迎えて、二〇〇三(平成一五)年に、唯一の先輩カメラメーカーだったコニカと経営統合したが、創業者の理念を表した「ミノルタ」のブランド名は健在している。ミノルタスタートは、創業者の田嶋一雄が二人のドイツ人とともに興した「日独写真機商店」。ドイツが優秀なカメラ生産で名高かった時代だった。一九三七(昭和一二)年、社名を千代田光学精工株式会社とし、国産二眼レフカメラを発売した。この技術は戦後にも引き継がれ、一九六二(昭和三七)年には、世界初の宇宙カメラがアメリカの宇宙船に搭載された。創業以来、社名は何度か変更しているが、「ミノルタ」はブランド名として創業五年目から使いはじめ、最終的に社名にまでなった名前である。「Machinery and INstruments OpticaL by TAshima」の頭文字を並べて「MINOLTA」とつけたとされる。ただ、会社の創業地であった兵庫県の武庫こ川がわ近辺の田園風景から「稔みのる田」としたともいわれている。創業者である田嶋の「田」に通じる点があるのも、ブランド名に誇りを込めたと考えられなくはない。会社は、カメラばかりか複写機など光学機械メーカーとして大成長を遂げ、一九六二年に社名を「ミノルタカメラ株式会社」に変更する。これは、「稔るほど頭をたれる稲穂かな」の通り、どんなに発展しても謙虚さを忘れないでいなさいと母親に教えられたという、創業者の思いを込めたブランド名への愛着からだったという。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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