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 南大阪市【みなみおおさかし】


施行したその日に改名された幻の「南大阪市」



大阪府南大阪市。いかにもありそうな名前で、大阪南部のほうにあるのかなぁと思ってしまうが、実はこの南大阪市が存在したのはたった一日。一日というか、実際には小一時間ぐらいのものだったかもしれない。悲しい運命の幻の地名なのである。一九五九(昭和三四)年、大阪府南河内郡南大阪町が市制施行時にいったん「南大阪市」として申請をし、正式に市制移行が決まったとき、あらかじめ決めておいた現在の名称である羽曳野市に改称したため、手続き上、南大阪市はたった一日で改名されてしまったというわけである。手続き上の変更ということでは、福岡県八女市(一日だけ福島市)、北海道北広島市(一日だけ広島市)などいくつか同じような例がある。また、同じような一日改名にしても、理由が違うものもある。現在の茨城県北茨城市の場合は、一九五六(昭和三一)年三月にいったんは「茨城市」として申請された。しかし、この名称がつくと、あたかも県庁所在地で県の中枢を成していると思われかねない。実際には、県の中心部からは遠い県内最北端の小さな町や村が合併してできた市であり、その町や村のどこにももともと茨城という地名があったわけでもない。そのため、はっきりと誰が申請を退けたのかはわかっていないが、その日のうちに北茨城市に改名されたという。なんともシビアなお話で、南大阪市よりむしろ「茨城市」のほうが幻……の観が強い悲運の名称かもしれない。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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