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 図書館【としょかん】


紀元前八世紀に、すでに図書館はあった!



様々な情報を提供してくれる図書館。現在では図書や雑誌だけでなく、ビデオやCDを置くところも多く、私たちの生活にはなくてはならないものになっている。さて、図書館はいつ頃つくられたのであろうか。紀元前八世紀から七世紀に栄えたアッシリア帝国の図書館が人類最古といわれる。遺跡から発掘された多数の粘土板により、そこが王の図書館の一部だったことがわかったのだ。この発見は古代メソポタミア文明の研究に大きく寄与したといわれる。ヘレニズム時代になると、紀元前三世紀のアレクサンドリア図書館が著名である。学術の殿堂ともいわれ、アルキメデスやエウクレイデスら世界各地から優秀な学者が集まった。薬草園も併設されていたと伝えられる。ちなみに、同時期、アレクサンドリアに開設された研究機関を「ムセイオン」といい、「ミュージアム」の語源となっている。日本最初の図書館は、大宝律令(七〇一年)に定められた図書寮(元宮内庁書陵部)であるが、奈良時代末期、石上宅嗣が邸内の一部に設け、一般にも公開した芸亭は有名である。公共図書館のはじめはというと、アシニウス・ポリオ(前七六?後五年)によってローマのアウエンテイヌスの丘に建てられたものだ。中世になると、ヨーロッパでは修道院のなかに図書館をつくることが多くなった。これは、ギリシア・ローマの文化をルネサンス以降の近代社会に引き継ぐ大役を果たした。そして一五世紀になると、グーテンベルクによる活版印刷の発明が近代図書館の発展に大きく貢献する。各国とも印刷術によって自国語の図書の出版がはじまり、読書は一般社会に広く普及していった。民衆の間にも、会員制の組合図書館、都市図書館がおこる。フランスでは一三六四年に国民図書館が、イギリスでは一五九八年にオックスフォード大学ボードリアン図書館が創立した。日本における公共図書館のはじめは、一八七二(明治五)年、文部省によって東京湯島聖堂の大成殿に設けられた書籍館である。書籍館は、資料の館外持ち出しはもちろん、ほかの資料の館内持ち込みも禁止とされ、有料であった。翌年、書籍館は浅草に移って浅草文庫と名前が変わる。その後、幾度かの名称の変更や所轄の変更、建物の移転などを経た後、一九四七(昭和二二)年、国立図書館と改称し、四八年国立国会図書館に統合され、同支部上野図書館に変わった。幾多の変還を遂げてきた上野の図書館は、いまも昔ながらの姿を見せている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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