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 ガダルカナル島【がだるかなるとう】


要請を受けても戦う場所を知らなかった日本陸軍



太平洋戦争の激戦地として知られているガダルカナル島日本海軍は一九四二(昭和一七)年、この島に飛行場の建設を開始する。どうして、日本本土から五〇〇〇キロも離れた南西太平洋、ソロモン諸島の南端にあるこの島に飛行場が必要だったのか。それは、アメリカがハワイ経由でオーストラリアに向けて武器や弾薬、物資を船で輸送するとき、ちょうどこの付近を通るため、戦闘機を飛ばして沈めてしまおうと考えたのだ。しかし日本陸軍はというと、海軍がガダルカナル島飛行場建設をはじめたとき、まったく興味も示さなかった。これは、日中戦争以来、太平洋戦争でも海軍は海軍の、陸軍は陸軍の思惑で戦争をしており、真の連係プレイはなかったことが関係していると考えられる。日本軍がミッドウェー海戦で敗北する前、フィジー諸島やサモア諸島、ニューカレドニア島を占領するFS作戦を提案したときも、陸軍は渋った経緯がある。占領した後の守備は陸軍が担当しなければならなかったからだ。海戦に敗北したものの、ガダルカナル島をあきらめなかった海軍だが、飛行場ができた頃を見計らって、同年八月、アメリカ軍(連合国軍)に上陸されてしまった。これが日本軍とアメリカ軍との初めての地上戦となり、六カ月にもわたる長期戦のはじまりであった。海軍は陸軍に奪還してもらいたいと要請するが、このとき陸軍首脳部ガダルカナル島がどこにあるかもわからなかったという。日本軍は上陸総兵力約三万一四〇〇人に対して、餓死者を含む戦死傷者を約二万一〇〇〇人出して、ついには初めて大掛かりな撤収をおこなう。この戦闘により攻勢だった日本海軍が、戦力を使い果たし、まともに戦えなくなったということから考えてもガダルカナル島でのダメージがどれほど大きかったかわかるだろう。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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