見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 大阪【おおさか】


旧国名「大坂」の起源は、「小坂」だった!?



現在の大阪市は、豊臣秀吉が城を建ててから発展がはじまり、江戸時代に政治の中心が移ってからは、商業都市として成長を遂げた。ただ、秀吉の時代から江戸時代を通じて、使われた文字は「大坂」であった。明治維新を迎えて、一度は首都にしてはどうかという案が出たものの、結局は東京と名を改めた江戸に敗れたことが、文字を変える結果になった。「坂」の字は「土」と「反」で構成されている。「土にかえる」という意味にもなり、あまり縁起のよいものではないというのが文字変更の理由である。そこで同じ「さか」の読みでも、繁栄するという意味を持つ「阪」に決めたといわれている。とはいうものの、すでに江戸時代に大阪と表記した例がいくつも見られる。縁起をかつぐ商人たちは、早くから勝手に書き換えをしていたようである。元来「おおさか」という地名も、昔ながらの名前ではなかった。古代では「難波」と呼ばれる国だったいまの大阪一帯は、オサカという地名だけが伝えられていた寂しい地域だった。そこに一四九六(明応五)年に僧・蓮如が石山本願寺を開いた。そのとき蓮如は地名に「小坂」という字を当てた。その後、蓮如と同様に、入り江と川で水運に便利なこの一帯の地の利に気づいた秀吉が、城を建てることを決意した際、「小」は縁起が悪いから「大」に変えた。漢字を素直に読んだ「おおさか」が地名として一般的になったのは、いつの頃からかはっきりしない。明治時代に入ってもオサカと発音されることがあったようだが、新聞、雑誌が発行されてルビをふるようになったこと、鉄道が開通して駅名が「おおさか」と表記されたことなどが定着の理由だったようだ。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820117
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:大塩平八郎  大杉栄  オーロラ  O-157  

   


  1. 雑学大全2>地理>国・島・都市    >    大阪
  1. ◆「大阪」の関連ワード

  2. 大塩平八郎

  3. 大杉栄

  4. オーロラ

  5. O-157


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2