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 土俵②【東京雑学研究会編】


§土俵の東西は実際の方角とは違う?



相撲の土俵は、東西南北が決まっており、行司も、これに沿って「東~、○○山~」「西~、××丸~」と、東西の横綱を呼び出す。ところが、ある日、大相撲を見物に行ったところ、実際の東西南北と、土俵の東西南北がずれているではないか!
「こんな間違いがあっていいのだろうか? ほかに気がついた人はいないのだろうか?」などと、あたふたしなくてもいい。
大相撲の土俵の東西南北は、実際の方角とは必ずしも一致していないのだ。というのも、土俵をつくるときに、まず建物の正面を「北」とするのだが、これは建物の建て方に従って決めることになっているのだ。そして、北に向かって右手が「東」、左手が「西」、反対側が「南」となる。
この決め方は、決していいかげんなものではない。今から約一二〇〇年前の平安時代に催された「節会相撲」での、「天子北を背にして南面す」の故事にならったものなのである。
古来から、中国の皇帝の宮殿は、北を背にして南を向くように築かれている。中国皇帝ほどの権力があれば、どんな場所にも、その方角にぴったり合った建物を建てることが可能だが、日本の大相撲の土俵と、それを収める建物になると、そうはいかない。そこで、とにかく建物の正面を「北」とすることにしたのである。
ちなみに、東と西では、東のほうが位が高いとされている。同じ横綱でも、西の横綱より東の横綱のほうが、上位なのである。行司の呼び出しは、奇数日は東を先、偶数日は西を先にするようになっている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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