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 海運都市【かいうんとし】


車が一台も走らない都市の交通手段は?



川や運河が重要な交通路であったのは昔の話かと思ったらさにあらず、現在でも船が唯一の交通機関として活躍している都市がある。水の都として有名なヴェネツィア(ベニス)である。ヴェネツィアはイタリア北部にあるベネト州の州都で、アドリア海最奥のラグーナ(潟)に点在する一一〇あまりの島々からなる海運都市だ。六世紀頃、フン族やランゴバルト族など、異民族の侵略から逃れて、ラグーナに点在する島々に移り住んだことに始まるという。
ローマ帝国の地中海支配が崩壊してから、一八世紀末ナポレオンの占領下に置かれるまでの約一〇〇〇年間、ヴェネツィアは地中海に君臨する海運都市として大いに繁栄した。約一五〇もあるという運河に面して、当時の栄華をしのばせる歴史的建造物が建ち並び、その都市美から「アドリア海の女王」とか「アドリア海の花嫁」と称えられ、全世界から旅行者が訪れるヨーロッパ屈指の観光都市なのである。
ヴェネツィアの交通の主役は、鉄道でも車でもない。網の目のように張り巡らされた運河を行き交うヴァポレット(水上バス)や水上タクシー、トラゲット、ゴンドラなどの船舶、それに徒歩がもっぱらの交通手段なのだ。道路はあっても車は走っていない。道路という道路はすべて歩道。従って、ここでは路地から飛び出した子供が車に跳ねられた、などという交通事故とは無縁である。
もっとも、ヴェネツィア本島と本土とは橋で結ばれ、島の入口まで鉄道とバスが乗り入れてはいるが、その先は車の進入ができない。これだけ自動車交通の発達した時代に、街の中に車が一台も走っていない。不思議な街であり、魅力的な都市である。

【出典】 日本実業出版社(著:浅井 建爾)
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道と路がわかる事典について
"道を切り口に日本を旅する楽しみに出会う本。身の回りの生活道路の不思議から、古道の歴史、国道や高速道路、橋やトンネル、乗り物まで""道と路""に関する知識が満載。"
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  • 【辞書・辞典名】道と路がわかる事典[link]
  • 【出版社】日本実業出版社
  • 【編集委員】浅井 建爾
  • 【書籍版の価格】1,620
  • 【収録語数】255
  • 【発売日】2001年11月
  • 【ISBN】978-4534033154










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