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 佐久間象山【さくましょうざん】



7 ペリーに丁寧に挨拶された唯一の日本人…西洋人と見間違う容姿だった佐久間象山
 日本人を恫喝し、艦砲外交によって無理矢理日本を開国させたペリーだが、そんな不遜な男が唯一、丁寧に頭を下げた日本人がいた。
 1854年に再来日したペリーを、幕府は横浜に設けた応接所で接待する。周囲の警備に当たったのは、松代藩(長野県)と小倉藩(福岡県)だった。ペリーは松代藩兵の前を通り過ぎようとしたが、そのなかにいたある兵に、丁寧に会釈した。
 その男とは、吉田松陰や小林虎三郎の師匠だった佐久間象山である。なぜペリーが象山に挨拶したのかは正直言って謎だが、余りに堂々とした威厳を保っていたので、思わず叩頭してしまったという説が強い。だが私は、ペリーが象山を同国人に間違えたのではないかと思っている。
 彼の写真が残っているが、極めて異相である。額が広く顴骨が発達していて、鼻が高く彫りが深い。そのうえ二重まぶたで大きな瞳を持つ。しかも、筋骨たくましく、身長が180センチを超えていたうえ、肌が抜けるように白かったという。
 これではペリーも白人と間違えるわけだ。
 ところでこの象山、世界で一番頭がいいのは日本人で、やがては日本人が世界を支配すべきだと考えており、なかでも自分は名将の血統を継いでいるので、たくさんの子をつくらねばと考えていた。が、どうしたわけか、象山の子はみな早世してしまう。そこで彼は知人に宛てて、「健康な子供は健康な母体に宿るという。私は体の丈夫な頭のいい子をつくりたいから、顔は悪くてもいいから、臀部の発達した女性を紹介してくれ」と頼んでいる。何とも変わった自信家である。

【出典】 日本実業出版(著:河合敦)
日本史の雑学事典

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  • 【辞書・辞典名】日本史の雑学事典[link]
  • 【出版社】日本実業出版社
  • 【編集委員】河合敦
  • 【書籍版の価格】1,404
  • 【収録語数】136
  • 【発売日】2002年6月
  • 【ISBN】978-4534034137










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