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 一二辰刻①【じゅうにしんこく】


昔の一時は今の2時間



◆一日を一二辰刻に分け十二支の名をつけた
 多忙な現代人は寸秒を争うような生活をしているが、昔は正確な時刻制度を必要としたのは、天文博士、暦博士、暦算家といった専門家や、役人などにかぎられていた。
 平安時代の宮中儀式や制度の施行細則が記されている『延喜式』には、宮廷の開門・閉門の時刻が載っているが、これは一日を一定時間で等分した定時法による時刻である。
 当時使われていた宣明暦(八六二年施行)では、一日を一二辰刻に分け、それぞれに十二支の名がつけられている。昔の一時とは一辰刻のことで、現在の二時間に相当する。ただ、これは時間単位としては長すぎるので、宣明暦においては一辰刻を初刻と正刻に二分した。昼の一二時を正午というのは、一二辰刻においては午の正刻にあたるからで、「午前」「午後」というのも正午を境とした呼称である。同様に午前〇時(夜の一二時)は子の正刻にあたるため正子と呼ばれる。ただ、子の時(辰刻)は午前〇時~午前二時の二時間ではなく、午後一一時から午前一時までの二時間である。したがって、子の時は二日にまたがっていることになる。
◆八つ時の間食だからお八つという
 『延喜式』によれば、宮中では一二辰刻が太鼓の音によって知らされたようである。その数は子の時が九つで、順次、一つずつ減らして四つになると、再び九つから始めると定められている。
・子(九つ)・丑(八つ)・寅(七つ)・卯(六つ)・辰(五つ)・巳(四つ)
・午(九つ)・未(八つ)・申(七つ)・酉(六つ)・戌(五つ)・亥(四つ)
 なぜ、九つから始まり四つで終わるかは、中国から伝わった慣例だろうと推定されるだけでよくわかっていない。
 「子の九つ」は真夜中だから、単に「九つ」といえば真昼を意味し、一辰刻(二時間)後には八つとなる。昔は一日二食が普通だったから、八つ時(午後一~二時頃)になると腹がすいてくる。そこで軽い間食をすることを「お八つ」というようになった。だから、一〇時のお八つというのは、厳密にいうと語義矛盾である。

【出典】 日本実業出版社(著:吉岡 安之)
暦の雑学事典

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  • 【辞書・辞典名】暦の雑学事典[link]
  • 【出版社】日本実業出版社
  • 【編集委員】吉岡 安之
  • 【書籍版の価格】1,404
  • 【収録語数】198
  • 【発売日】1999年12月
  • 【ISBN】978-4534030214










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