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 隕石と流星の違い



地球には日夜様々な異物が宇宙から降り注いでいる。その内、地表に辿り着いた物が隕石、空中で燃え尽きてしまうのが流星だ。

隕石の大きさは数g~数t。組成も鉄やニッケルなど様々だ。隕石の多くは火星と木星の間に位置する小惑星帯から飛来するとされているが、正確なことは分かっていない。

現在地表にある54個の隕石孔のうち、直径約30mの隕鉄が衝突して形成されたとされる米国アリゾナ州の隕石孔(直径約1.3km)は有名。他にも、1908年にツングースカで東京都の面積に匹敵する約2000平方キロメートルの森を焼き尽くした隕石(直径60mとも)、6500万年前に飛来し恐竜絶滅の原因になったとされる隕石(直径10kmとも)は、今も熱い議論を呼んでいる(両者ともに科学的な結論は出ていない)。

一方、太陽の周りを公転する地球が、宇宙に浮かぶ塵の中に飛び込んだ際に見られるのが流星(流れ星)。その重さは数mg~数十g程度で、大気圏中=地上70km~100kmくらいで燃え尽きてしまう。

毎年マスコミを賑わせる「流星群」も流星と同じ原理だ。地球はほぼ同じ軌道を公転しているため、毎年決まった時期に彗星の通った跡など宇宙塵の多い所を通過する。この塵が大気圏で燃えて流星群となるのだ。最も有名なのは毎年8月中旬に見られるペルセウス座流星群と11月下旬に見られるしし座流星群。前者はスイフト・タットル彗星(最近では1992年に飛来)、後者はテンペル・タットル彗星(最近では1998年に飛来)が放出した塵である。

なお、ごく稀に大きな塵が通常の流星とは異なる激しい輝きを発することがあるが、これを流星と呼ばずに「火球(かきゅう)」と呼ぶことがある。また流星かと思いきや、光がいつまでも消えず夜空を横切っていく場面に出くわすことがあるが、これは人工衛星が太陽に照らされて放つ光である。共にUFO現象と間違えられやすい。

【出典】 Ea,Inc.(著:JLogos編集部)
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