-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
初小川【はつおがわ】
- 戦後すぐに建てられた木造2階建ての古さびた店は、店内中央の丸柱といわず壁といわず千社札がべたべた。古い大福帳やお地蔵さん、弓張提灯など雑多な小物が場所を問わず飾られていて、半世紀ほども時が逆戻りしたかのようだ。古民家風の内装にふさわしく、冬は中央のテーブルに囲炉裏も切られる。
毎朝仕入れるうなぎは、明治40年(1907)の創業時からつぎ足して使っている辛口のたれに浸けては、今でも七輪の炭火で1枚ずつていねいに焼く。別注のきも吸いは丼にたっぷり入っていて、これが何と50円。「父の代のとき、俳優の小沢昭一さんに『何か売りものをつくったら』といわれて思いついたんだそうです」と、割烹着姿で店を切り盛りする3代目当主の河合一恵さん。この値段、昭和50年代から変わっていない。
席はテーブルに6、入口近くの小上がりに2、奥の小上がりに6と、合わせて14。小ぢんまりと温かく、どこか懐かしい雰囲気に、ついつい長居してしまいそうな店だ。
母に抱かれたみたいな居心地

【出典】![]() |
東京書籍(著:見田盛夫/選) 「 東京五つ星の鰻と天麩羅 」 |
A D |
東京五つ星の鰻と天麩羅について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
東京五つ星の鰻と天麩羅

- 【辞書・辞典名】東京五つ星の鰻と天麩羅[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】見田盛夫/選
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】102
- 【発売日】2007-07-01
- 【ISBN】978-4-487-80161-9
この書籍の関連アプリ |