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 ミカド色【みかどいろ】


「ミカド色」ってどんな色?



英語の「mikado(ミカド)」は、そのまま「帝」または「天皇」のことであるが、一八九二(明治二五)年からは、この単語は鮮やかオレンジ色をさす色名としても使われるようになった。その後、大正時代に入ると、色名「ミカド」は、「ミカド・オレンジ」と「ミカド・ブラウン」という二つの色に分けられた。ミカド・オレンジは和名で「黄丹」といわれる、古来から皇太子の礼服の色とされてきた、赤みがかった鮮やかオレンジ色である。ミカド・ブラウンは「黄櫨染」と呼ばれる黄みがかった茶色で、嵯峨天皇以降、天皇が祭儀のときにつける御袍の色のことである。当初、鮮やかオレンジ色をさしていたミカドという色は、日本の天皇のシンボルカラーとして、英語圏でそう命名されたと考えられる。実際には皇太子の色に近かったわけだが、そんな誤解が生じたのも、当時は日本にあっても一般人が宮廷儀式を目にする機会はなく、黄櫨染という色名は知っていても、実際にどんな色なのかは推測するしかなかったからであろう。それが大正時代に入り、大正天皇の即位礼に際して、何らかの形でそれまで想像されていたオレンジ皇太子の色で、黄櫨染は違う色であるということがわかったため、ミカドという色名はミカド・オレンジとミカド・ブラウンに分けられたと考えられている。天皇はもともと「日の御子」とされていたため、黄櫨染、黄丹ともに太陽の色を象徴した色であるとされる。世界的に見ると、王室や皇族などのシンボルカラーとしてのオレンジは見られない。王室の色として歴史が長いのは古代ローマ皇帝以来の紫、イギリス王室の青、ローマ教皇庁の赤、中国の黄などである。王や皇帝に由来する色名にいたっては、ナポレオンが好んだ緑色「エンペラーグリーン」のほか、「ロイヤルブルー」、「プリンセスグリーン」「キングイエロー」など、緑・青・赤・黄・紫・灰といった色が目立つ

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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